京都市 陶点晴かわさき


うちの家は江戸期には亀屋旭亭と号し、代々京焼の作陶に携わってきました。
現在の店舗は5代目が明治期に建てた京町家で、その頃から京都のみならず、全国の焼物を商うようになりました。
当代で8代目になるそうです。
2007年に老朽化が目立ってきた店舗を京町家まちづくりファンドから助成していただき改修しました。その機会に屋号を「陶点睛 かわさき」としました。
東山は都の東、龍が守る場所でもあり、私の好きな言葉「画龍点睛」から仕事も人生も最後まで大切にするという気持ちを込めて付けました。
店内には京焼・清水焼のお湯呑やお茶碗をはじめ、信楽焼や有田焼、美濃、萬古、常滑などの急須や、マグカップ、皿、お鉢など色々置いています。作家さんや職人さんの手作りのものもあれば、マシンメイドの安価な器もあります。
店に並べる選別のポイントは3つ
①使いやすく ②高価でない  ③楽しいもの
器は使っていただいてこそ価値があるものと考えていますので、使いやすく食卓に彩をそえ生活が楽しくなるものがよい。
製作工程以上に付加価値のついた高価な芸術品のたぐいは扱っていません。
少々高くても手作りの器には良さがあります。たとえば持っていただいた時に軽かったり、手に馴染み持ちやすかったり、手書きの絵に暖かみを覚えたり、形が個性的など。
一方、マシンメイドの器にも、安価である、形が均一なため重なりが良い、大量注文にも対応しやすいなど利点があります。
使われる方が目的に応じてゆっくり吟味して器を選んでいただけるようお手伝いをしたいと思っております。
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