京都府京田辺市 棚倉孫神社


当社は天神の森に鎮座する。
祭神は
天香古山命(アメノカゴヤマノミコト)
別名 高倉下命(タカクラジノミコト)
手栗彦命(タナクリヒコノミコト)
ともいい、
手栗彦が棚倉孫(タナクラヒコ)に
転じたともいわれる。
一説にはこの地は養蚕が盛んで棚倉とは蚕棚の小屋の意であり、養蚕に関係のある神ともいうが定かではない。
推古天皇31年(623)9月に相楽郡の棚倉ノ庄より高倉下命(タカクラジノミコト)を勧請するとある。
『日本三代実録』の清和天皇、貞観元年(859)正月27日に畿内に七道諸神進階及び新叙があり、267社の中に「棚倉孫神」が従五位下から従五位上の神位を賜る。
○畿内七道(キナイシチドウ)は、大宝律令で大宝元年(701)に制定。
   ・山城国
   ・大和国
   ・河内国
   ・摂津国
   ・和泉国
(京都付近の五カ国)
   ・東海道
   ・東山道
   ・北陸道
   ・山陰道
   ・山陽道
   ・南海道
   ・西海道
当社は『延喜式神名帳』に登載されていた式内社であり、旧社格は昭和6年2月に郷社として列格される。
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